日本1852

ペリー遠征計画の基礎資料というサブタイトルが付けられているとおり、これは米国政府が日本に開国を迫るための日本理解の資料として作られた資料の翻訳です。アメリカという国の凄さはこういう綿密で分かりやすい資料を連綿と作り続けていくことだ。ここではキリスト教徒との出会いから、植生、文化、技術に至るまで詳細に調べ、かつ公正に評している。こうしてアメリカの研究者はこの後も「菊と刀」「アメリカの鏡・日本」といった名著を著し続けていくわけだ。ペリーはこれを読んで日本との交渉を開始するが、そのあたりはこの本には当然ながら書いていない。それは日米交渉史をぜひともひもといていただきたい。小笠原の領有をダメモトで言い出すペリーを江戸幕府は堂々と証拠で論破する。江戸幕府の対応は捨てたモノではない。論破されてあっさり引き下がるペリーも立派だ。最近の日本の周りにあるどこかの国とは品位が違う。幕末維新に興味のある人にはその裏側の基礎資料としてたいへん面白く読めること間違いなしです。

チャールズ・マックファーレン著 渡辺惣樹 訳 

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スティーブ・ジョブズ名語録

最近のボクを知っている人はボクがすっかりAppleにかぶれていることを知っていると思います。
初めて会社で触ったLisaの衝撃。自分の会社で買ったiMacへの満足と不満。そんなものを抱えてきて、ここ数年はiPodから始まってMacBook、iPhone3G、iPhone4、MacBookPro、iPadと買い続け、その他周辺機器やソフトウェアもどんどんApple化しているしまつです。なぜか。それは一言で言えば、「魅力がある」から。こんな魅力あるコンセプト、企画を生み出せる人物がどんな言葉を語るのか。実は以前から彼の伝記やプレゼンなどを見続けているのだけれど、文庫版でコンパクトに名語録がでたのはうれしいことです。自分にだけではなく他人にも奇跡を起こし続けた彼の言葉は一つ一つが理想を追求し人生に希望を与える光に満ちています。学生諸君にぜひ手にとって欲しい1冊です。

桑原晃弥 著 

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